【翻訳会社に翻訳を依頼する際のポイント】
1、翻訳分野、仕上がりレベル、納期、分量、継続性を翻訳会社へ明確に伝える
適切な翻訳者をアサインさせるために翻訳会社へ分野を伝えることはとても大切です。また、読み手や使用目的によって訳語が変わる場合も多々ありますので、その情報も翻訳会社へお伝えください。他にも、大意を掴めればいいのか、原文に忠実に訳すのか、自然で読みやすい文章(意訳)に仕上げるのか訳出しについても確認をするこが大切です。また、納期や分量は料金に関わりますし、継続するものであれば割引適用もあるため、しっかりと翻訳会社に伝えることをおすすめいたします。
2、仕様(文体、表記、読み手、スタイル)を翻訳会社へ明確に伝える
希望通りの翻訳に仕上がるよう、しっかり指示をすれば翻訳の仕上がりにズレが生じることはありません。
文体:です/ます調、である調
表記:中国大陸向け(簡体字)、台湾・香港向け(繋体字)
読み手:社内回覧、社外用、プレゼン用、社外株主用など
スタイル:格調高く、平易な表現、簡潔な表現など
3、翻訳会社の実績を確認し、トライアル翻訳を利用する
信頼できそうな翻訳会社があれば、依頼しようとしている分野の実績や翻訳方針について詳しく問い合わせてみましょう。もし、トライアル翻訳があれば遠慮なく利用してください。その翻訳会社の質(翻訳の品質だけでなく、レスポンスの速さや丁寧さなど)や仕上がりレベルを確認することができます。
4、発注や納期スケジュールをしっかり打ち合わせする
納期に余裕があるか、タイトであるかで翻訳料金が変わります。納期に余裕があれば価格交渉の好材料にもなりますし、翻訳の仕上がりも変わる場合もあります。納期がタイトであっても、入稿予定が分かっていれば、翻訳会社へ伝えておくことで、予め翻訳者のスケジュールを組んでおくことができますので安心です。
5、用語や文体、スタイルなどは計画的に管理する
定期的に発生する翻訳や、継続案件の場合は、用語集やスタイルガイドなどを翻訳会社へ支給することでコストカットに繋がることがあります。また、用語やスタイルを管理をすることで、いつも同じ用語・スタイルで統一された翻訳をすることができ、品質が安定します。
6、レイアウト、書式、図表翻訳の有無、アプリケーションを指定する
通常、文字データの翻訳以外で発生する作業については、別料金となるケースが多いです。レイアウトや書式調整(DTP)が必要であれば、翻訳料金とは別に見積もりを依頼してください。翻訳会社に翻訳と合わせて担当してもらうか、お客様の会社で行うのか決定しましょう。
7、依頼する前に原稿を完成させておく(未完でも概算見積もりは可能)
できるだけ早く翻訳を完了させたい場合でも、未完成の原稿で翻訳作業を進めてしまうと、後から原稿の差し替えや変更が発生し、追加コストがかかってしまうことがあります。翻訳を依頼する際は、できる限り原稿を完成させることが大切ですが、納期の関係で先に進めたい場合は、その点を念頭に翻訳会社としっかり打ち合わせをしましょう。
8、翻訳会社以外(プロの翻訳者以外)に依頼する際はリスクもあることを踏まえる
最近は、個人のスキルを利用したり、クラウドサービスを利用したりと、翻訳会社以外でも翻訳を依頼しやすい環境になりました。しかし「語学ができる=翻訳ができる」とはなりません。翻訳をする際は、仕上がりレベルや仕様をしっかり理解した上で、お客様の希望する翻訳に仕上げるスキルが必要になります。品質トラブルに発展しないよう慎重に検討してください。
9、翻訳が集客アップやビジネス目的の達成に影響することを理解する
「日本全国に発信する記事」と「社内で回覧するための簡易文書」では明らかに翻訳の影響する規模が違います。また、「社内報の新人紹介」と「新製品のPR文書」では、その翻訳の重要性に大きな違いがあります。他にも、広告やカタログ、ウェブサイトなど、翻訳の影響は広範囲に及びます。そのことを踏まえて、適切な翻訳会社へ依頼しましょう。
10、翻訳後のコストを踏まえて翻訳会社を選ぶ
翻訳料金だけでなく、その後、自社で発生するコストも踏まえて翻訳会社を選びましょう。①翻訳料金②翻訳納品後の社内確認(校正、修正)にかかるコスト③翻訳納品後のレイアウト/書式/図表処理にかかるコスト
上記を総合的に判断して、翻訳会社を選びましょう。
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